栃木県栃木市 ふくろう接骨院 疲労性骨折について
2013年07月23日
骨折の定義として「骨折は骨組織の連続性が完全あるいは部分的に離断された状態をいう」と定義されています。患者さんの中には「骨にヒビが入っただけだから骨折はしてません」と言う方がいますが、定義に当てはめると骨折になります。
骨折には骨の性状による分類として3つに分類されます。1・外傷性骨折 2・疲労性骨折 3・病的骨折と分類されますが今回は、疲労性骨折について説明していきます。
疲労骨折と聞くとたいしたこと無いと思われる方も多いと思いますが、実は皆さんのよく知る骨折と原因は違いますが同じ骨損傷です。疲労性骨折とは「一度だけでは骨折を起こさない程度の外力が持続的に作用するか、または一方向に衝撃性外力が繰り返して作用し、それが集積されて発生するもの」です。金属とかの疲労現象に似ていて、繰り返し繰り返し同じ方向に衝撃を加えると金属も傷がつきますが骨も同じように、例えば運動選手が長時間走る練習や、ジャンプなどを反復したりするとやがて骨にも損傷が生じてきます。そうならないためにも、ストレッチや練習後のケアーなどを行なってください。
疲労性骨折も特になりやすい好発部位もありますので、少しでも「痛いな」とか、「いつも同じ動作で違和感を感じる」などがありましたら早めに近所の治療院などに相談してください。